さんずいに歩くと書いて

ローラースケートで駆け抜けてく彼らのこと

先週の日曜日、朝9時半頃のこと

番組が始まってすぐ、明らかにいつもの横尾さんと違うのが分かる。口元がぐっと閉まっていて、表情も硬い。そんな冒頭の彼を見ているだけで、これから流れる映像がどのようなものなのかが伝わってきて、私もぐっと気を引き締める。

どこかで聞いてうっすらと知っていた居た堪れない程に残酷な現実。事実と知りながらも、普段の日常では目を背けてしまい、きちんと知ろうとはしていなかったこと。

それらを、仕事とはいえ自らの足で踏み入り、ありのままの状況を見聞きして知り理解し、それらを自身のフィルターを通してどうにか横尾さんは伝えようとして。

案内されながら、いろんなことが頭の中をめぐっているのか施設の方の言葉を受けるも、なかなかとっさに言葉を返せない横尾さん。いつもの彼は果敢に動物達へ向かっていく印象だけれど、どう接していいのか迷い少し戸惑っているようにも見えた。

最後に彼がカメラの前で見せた表情が全てなんだと思う。耐えられないと言葉をこぼしていた彼は、これが仕事でなければそれ以上先へは進まなかったのかもしれない。どうやって言葉にすればいいのかも分からない感情、そこへ足を踏み入れている今の自分が感じた思いと願い。それらを、ひとつひとつ頭の中で整理しながら自分の言葉にして伝えてくれた彼の思いは、私にはしっかりと届いていたし、きっとテレビの前で見ていた沢山の人に届いていると思う。

楽しいや嬉しいことを伝えるだけがテレビじゃない。どんなに悲しく居た堪れないようなことも、伝えるべきことを伝えるのがテレビなのだと、今回のワンだランドを見ていて痛いほど感じた。伝えることで様々な状況がすぐに変わることはないのかもしれないけれど、ひとりひとりが知ることで少しずつかもしれないけれど変わっていくものだと思う。

私が今回知ったのは、ひとつの局面でしかない。まずは、知らない多くの現実を知らなければならないと改めて考えさせられる。

そんな、ひとつのきっかけとなるべく「伝える」を全うしていた横尾さんのこれからをもっと見つめていたい。





俳句に目覚めた横尾さん

思いがけないところで才能が花開き、自分でも学ぶのが楽しくなったのかメキメキと頭角を現し、いつのまにか特待生となって番組の醍醐味であるランキングを高みの見物してる貴方。そう、貴方です横尾さん。

 
 
※途中から横尾渉を褒めちぎろう祭りになりますので、ご注意ください。
 
 
プレバトに出演することになった時、彼が活躍を見せるのはきっと料理や盛り付けなんだと思って疑わなかったし「料理をする横尾さんが見れる!あの手際の良さにうっとり出来る!料理するときの手や腕やあれやこれやを堪能出来る!」と見てもいないのに歓喜していたのを思い出します。
 
それまで料理する場面が見られたのは、キスブサの料理回と黄金伝説の無人島生活で魚を調理してた時くらいだったのではないでしょうか?貴重な調理シーン…。料理が得意だと自他共に認める横尾さんは、きっとプレバトで大活躍するはず…!そんな期待を募らせていました。逆に言えば、料理以外の査定については、未知数が故にそこまで気に留めていなかった訳で。「いろんな新しい横尾さんが見られる楽しみ」くらいの感覚。
 
しかしながら蓋を開けてみると、才能アリのオンパレードだと思っていた料理で、料理というものの難しさを思い知らされるような悔しい結果が続くんですよね。もちろん料理をする姿は、いつもながら生き生きしているし、とんでもなく素敵なんですが、思うように結果がついてこない…。得意分野だからこそ悔しさが溢れてる横尾さん見て、こちらも悔しい気持ちが募る。「今度こそ、今回こそ…才能アリ判定を!」と、横尾さんの努力が実ることを毎回テレビの前で祈っている訳で。(食パンの上にステーキ盛り付け回は、本当に嬉しかった)
 
 
そんな中あの一句を皮切りに、彼の俳句が「なんだか凄くいい」ことに気付かれてしまうんです。
 
 
サングラス 外して対す 海の青
 
この一句聞いた時、文字選びの格好よさに正直シビれたんですよね。「対す」って言葉の力強さ。なかなか「対する」を「対す」で切るような言葉の使い方しないし、到底私には思いつかない。「こういう表現が出来る人なんだ…」って完全に新しい魅力突き付けられましたよね。「なんなんだ…横尾渉って人なかなか奥が深すぎるじゃないか…」と、新たな横尾沼にずるずる引きずり込まれていく…
 
 
夏帽子 夜行列車の 網棚に
 
これなんて、昔を懐かしむようなノスタルジー溢れる情緒さえ感じましたよ。ひまわり畑のあの写真から、帰り道の寂しい光景と忘れられた麦わら帽子まで連想するなんて…夏の夜の静かな寂しさ漂いつつ「夏帽子」というワードの古風な優しさと可愛らしさ。嗚呼…横尾さんの想像する夏の夜の光景に溺れる…溺れたい(お馬鹿)
 
 
秋の夜の 酒に肴は 選ばざる
 
「肴」「選ばざる」
またもや、圧巻の言葉選びに感服。文字の並びだけみてるとアイドルが詠んだ句には到底見えない。渋い…渋すぎる。4、50代の多くを語らない恰幅の良い漁師が晩酌しながら詠んだかのよう。なんだか渋い上に人生の色々を悟った上の重々しい深さまで感じる。これが三十路手前の男の魅力なのか…好きだ(結局)
 
 
紅葉散る 京都は冷たき 雨の中
 
これなんてストレートでシンプルで、そしてやっぱりどこか切なさ漂う句で。この辺で、横尾さんの句は静かで哀愁漂うような句が多いな…と思ったりして。句の世界観は、陰と陽で言えば陰で。どこか優しさの漂う陰。影のある人っていいですよね…
 
 
湯につかり 人も猿も 佳き元旦
 
ハートフルな一句。ほっこりな一句。
そんな中も「佳き」という言葉選びは忘れない。
上手く言えないけど「佳き」が響き渡る。
佳き一句。
 
 
 
そして先日、この一句にたどり着く。
 
 
春愁の 言わで別れし 日の記憶
 
 
最初に聞いたとき、その言葉の巧みさに圧倒されたのか、凡人の私の脳内では、?マークが駆け巡ってました。「何が起こった?」北山さんも、難しくてよく分からないって言っていたけど、本当にそう。私も一度聞いただけじゃ、よく分からなかった。それからの解説と夏井先生のお褒めの言葉オンパレードの光景見てるだけでクラクラして倒れそうで。
 
青春のもどかしさが、五七五でこんなに伝わるものなのでしょうか?想いを伝えられず「今日もやっぱり言えなかった」と1人寂しく家路に着こうとしてる女学生の淡い心を、29歳のそこそこな大人の男が伝えてしまえるものなのでしょうか?恐ろしいとすら思える。
 
「春愁」「言わで別れし」「日の記憶」という畳み掛けてくるグッとくる言葉の海にダイブしたかのよう。俳句のことは何にも分からないから、私の感覚でしかないけど、潔くスッキリとしているけれど、ひとつひとつに重みを感じる言葉達。ほんとにどうやってその言葉を思いついて選んだのか聞きたい。きっと横尾さんは、番組で自らアピールしていたように本を読み、プレバトに出演する時のために日々勉強しているのでしょう。本業では「頑張って」とか「しっかり」なんてつい応援しながらの愛の鞭として勝手に言ってしまったりするけれど、最近の横尾さんの本業外での学びの姿勢が凄まじくておののく。凡人の私ですら凄いと思うのに、横尾さんの句の経過を判定して下さっている夏井先生までもが「努力が素晴らしい」と褒めてくだるくらいなんだもの。うん、勉強は大切。横尾さんの努力…素晴らしい。
 
そして、横尾さんの句は、やっぱりどこか切なげで寂しくて。今ではなく、少し懐かしい日の情景描写が上手くて…はぁ(たっぷりのため息)
 
 
もう、褒めすぎですよね私。
褒めすぎてるほんと、困った(笑)
まとめなきゃいけないのに、何が言いたいんだか分からなくなってきました。困った。
 
ともかく眠っていた横尾さんの俳句の才能が開花されたことに私も勝手に喜び嬉しく、それを発揮する場面が増えることを願うばかりです。俳句の月刊誌で、毎月課題を与えられて、一句詠むとか…いいじゃないですか。待ってます。是非、横尾さんに俳句の仕事を!!
 
これからも、横尾さんの詠む句の世界にひれ伏していきたい。本当にありがとうございますプレバト。ありがとうございます夏井先生。
 

ワタルが自信手に入れた(パーソンのおはなし)

雑誌の公式アカウントからの情報がリツイートされて私のTLに流れてきたのは、つい最近の話。パーソンは何度か買ったことがあった。おたまさんが表紙だった時、その写真のラグジュアリー感にうっとりしたことがまだ記憶に新しい。

 
 
リツイートされたそこには、ずらりと芸能人の名前が縦に並んでおり、その錚々たる面々の中に、当たり前のように並んでいた見慣れた名前。無論カッコ表記もない。
 
 
連載やアイドル誌ではなく、単独で雑誌に掲載されることは私がファンになってからは初めてのこと。(新聞に掲載されたことはあったけれど)しかも、新しいドラマが始まるわけでも映画が公開されるわけでもCDが直近に発売されるわけでもない。このインタビューの発端がワンだランドであることは間違いなさそうだけれど、レギュラー番組が故、純粋に"横尾渉"という人物にクローズアップしたインタビューになるであろう事態に、どこからともなく沸き立つソワソワを隠しきれそうになかった。
 
 
横尾さんが単独で、今が旬の芸能人をひとりひとりディープに紹介する雑誌に掲載される。その事実に、とんでもない時代が訪れる予感さえ感じた。
 
 
私が好きになった頃の横尾さんと今の横尾さん。確実に変化してて、その変化をこんな風にカタチとして受け取ることが出来ることは純粋に嬉しいことで。急激に変化することはないけど、こうやって一つずつ身を結んでいく過程を見ていたいと思わせられる。
 
 
嗚呼、横尾さんが好きだなぁ。
結論最後はそこにたどり着く。
 
 
 
いつだって隙だらけに見えていた横尾さんは、その隙をコントロール出来るようになったんじゃないかと最近思ったりする。意識してそうなっているのではないかも知れないけれど、隙のONとOFFを上手く使いこなしてるんじゃない?と疑う。それは、確実に"自分の見せ方"を心得てきてる気がしてならないから。注目を浴びると途端に顔芸を発揮していたのが、注目を浴びる場面でなくても自ら進んで実践してるとかね。「楽しむ」とか「楽しませる」という部分において、彼の中で根本的にアプローチ方法が変わってきてる気もしてる。これはあくまで私の独断でしかないけれど。
 
 
 
「しっかりして」「頑張って」とかいう言葉を"愛のムチだ"と言っては彼へ投げてたような頃が懐かしいとさえ思った。今をどうにか乗り越えることに必死にもがいてる様に見えていた横尾さんは、いつしか今よりもっと先を見据えてたんだな…と記事を読んで感じた。それはきっと、出来ないことを認めて得た個性であり、出来ることを伸ばして得た個性。その2つの個性によって大きな自信を得たからなんじゃないかと思う。
 
 
「自信しかない」
 
そんな言葉を、一時期おまじないのように主張していた横尾さんだけど、その言葉そのまま言霊のように気づいたら自分自身の力で自信を手に入れてたんだな…なんて。もう泣くしかない。
 
 
 
ワンだランドで、大きなものを手にした横尾さん。グループを故郷と例え、グループがあるからこそ単独の仕事をすることが出来ると強く主張する。自分の個々の頑張りや収穫をグループに還元したいという思いは、他のメンバーを送り出しては見守り迎え入れて続けてきた横尾さんだからこそ強く思うのかもしれない。遅咲きなんて言葉もあったけど、遅咲きほど根強いものはないんじゃないかと思ってる。熟成させればさせる程、咲いた時の強さは恐れを知らない。
 
まだまだ咲き誇ってね。
まだまだ遅咲きのパワー見せびらかしてね。
 
ありがとうございますパーソン。

上手く歌えない師匠に堕ちた理由

今の私は、彼を一番に見つめていると

彼のことを一番に応援していると
おおっ広げに そう言ってる訳ですが。
そう思うようになったり、
そう言えるようになるまでには、
以外と長い道のりだったりしたわけで…
彼の誕生日を控えているこの時期に、
その道のりを振り返ってみたりなんかしてみようかと思って、つらつらと書いてみることにします。

 

私が 横尾 渉さんに 堕ちた理由。

 

はじめに言っておくと、私がKis-My-Ft2を知って、好きになったきっかけは そもそも玉森裕太さんで。いちゃ森かまってちゃんから、私の めくるめくジャニオタライフが始まったと言っても過言ではありません。それを踏まえて読んでいただければ幸いです。

 

以前、横尾さんに堕ちるまでを曲にしてみた事があったので、それに乗っ取って 書いていこうかと思います。

 

《目次》
【①イントロ】「横尾です」式根島にて
【②Aメロ】ブイヤベースと熟女弁当
【③Bメロ】見切れの横尾in大阪ジャーニー
【④サビ】スカイダイビング
【⑤間奏】関西解禁UTAGE師匠
【⑥大サビ】サンキューじゃん キスショ盤
【⑦エンディング】横尾沼ドボン

  

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【①イントロ】
「横尾です」式根島にて

私が、横尾さんを初めて意識したのは 舞祭組の4人で出演していた黄金伝説を見た時でした。ある意味、それまで横尾さんに対して特別な感情も印象もあまりなくて"Kis-My-Ft2のメンバーのひとり"っていう感覚に近かったかもしれません。それくらい、なんていうか私の中で一番目立つことなく普通で、可もなく不可もなくというか…(ごめん横尾さん)


黄金伝説でも、途中まではそんな印象が続いてて。他の3人が 舞祭組としてのバラエテイの仕事に、やる気と闘志メラメラで声を張って、テレビで見てる分にも「このチャンスモノにするしか!」とも言わんくらいに勢いに溢れてるのが手に取るように分かって。そんな中でも、バランスを取ってなのか 特に意識をしていないのか その辺は定かではないけど、いたっていつもと変わらない様子の横尾さん。


そんな横尾さんが、ムクッとその愛らしい姿を現したのは、皆さんご存知の 漁船に乗り込んだ時でのこと。意気揚々と、漁船に乗り込み漁へ向かう舞祭組くん達。我こそは 大物を釣ってやろうと、張り切ってる姿。そんな彼らのバラエテイとしての フリは完璧で、そこからバタバタと船酔いで次々と倒れていくという、テレビでよく見る光景がそこに。「全然あかんやんか〜」っと、そのベタ過ぎる展開にどこか安心しつつ笑いながら見ていると、涼しげな顔で佇む人がひとりいるんです。


そう、それが紛れもなく横尾さんでした。


バラエテイお決まりの展開とは真逆に、"船酔いなんてなんのその"と言わんばかりに 大元の企画である漁を全うしようという姿勢。

 

「なにこの人。かっこいい…」


これこそ不意打ちでした。

そこから、舞祭組一人ひとりに割り振られていたカメラが、3人の船酔いによって 横尾さんに向けられるというミラクルな展開。

嬉しさのあまり、ぎこちないながらに 全てのカメラに向かって カメラ目線で「横尾です」と、ひたすらに自分の名前を言ってみせる彼。

 

「なにこの人。可愛すぎる…」

 

これは紛れもなく ときめきでした。"胸キュン"とは、まさにこの時のこと。

そうしてそれまで、玉森さんについてのみ呟かれていた 私のツイートに、初めて他のメンバーの名前が、1番意識していなかったはずの横尾さんの名前が呟かれたわけです。


「水回りの横尾さん!輝いてた!ちょっとした浮気心芽生えたわ。やっぱり男は、船酔いせず、魚をさばき、淡々と料理が出来るに限る!(2014.05.01の呟きより抜粋)」


そうして、横尾さんの魅力に クラっとよろめきつつも、それは一瞬の出来事で また玉森さんへと心は舞い戻り「つかの間の浮気心」として封印されようとしていました。

  

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【②Aメロ】
ブイヤベースと熟女弁当

黄金伝説と同じ頃、キスマイBUSAIKU!?の全国放送が決まり、関西組の私達のもとへ 夢にまでみた幸せな木曜夜が訪れます。
そして"水回りの横尾"として、着々と料理の腕を披露し頭角を現していた彼が 静かに開花し始めるんです。


■仕事で疲れて帰ってきた彼女への夜食 (2014.04.17OA)
で、天野さんが 1人だけレベルが違うと言わしめた ブイヤベース。


■働く彼女に作ってあげるお弁当(2014.07.17OA)
で、秋山さんに 弁当に母性が出てる、田舎の熟女が作る弁当だとコメントされた お弁当。


どれも決して狙いにいってる訳じゃないのがいいなと思っていて。視聴者に決して媚びてないというか。自分の好きなもの、作りたいものの範囲で 喜んで貰えるんじゃないかってものを作ろうとしてるというか。それは、料理をしている時の姿にも現れてて。特に多くを語らず、淡々と下拵えをし、食材を切り、炒めたり煮詰めたり。無理してなくて、慣れた手つきで 普段のまま、素のままで そこにいる感じが、いつものぎこちなさとのギャップで、余計に惹かれてしまって。料理が好きなことも、何も言わなくても 伝わってくるし、「好きなことに取り組んでる人って こんな素敵なんやな」とか思って、勝手に納得したりもして。
というより、手が…手が綺麗で。もう…ちょっと なんなの!その手…!手のアップだけで それおかずにしてご飯何杯…っと、危ない方向にいく前に止めますが、


「料理をしてる横尾さんに、惹かれない人なんているの?」


って思うくらい、それくらいあのキスブサの料理回は 射抜かれてました。だいぶ。

 

 

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【③Bメロ】
見切れの横尾in大阪ジャーニー

そうこうしてる内に、Kis-My-Journeyの大阪公演がやってきます。
私はご縁あって、同公演の 2014.07.25と26の2日間 彼らに会いに行った訳ですが、その頃はもちろん 玉森さんの団扇を持ち 黄色い靴下を履き、いい歳して "玉森さん 好きです"アピールをしながら そこに居ましたし、そのことに何の疑問も持っていませんでした。誰を1番追うのかっていうと、やっぱり玉森さんだし、1番心ときめいてたのも やっぱり玉森さんでした。


そんな私に追い打ちをかけてきたのが、大阪公演での横尾さんでした。
MCの時、カメラに抜かれてることに気付かずに 気の抜けた顔をドームの大画面で披露してしまった横尾さんを、北山さんがイジリだしたのが全ての始まりで。その後も、誰か喋ってる人の後ろで ここぞとばかりに顔芸を繰り広げる横尾さん。恐らく本人も、その反響とお客さんへのウケで どんどん楽しくなってきたのか、エスカレートしていく顔芸。そして ひとりしきりやり終えて、メンバーに軽く怒られてた後の、屈託のない笑顔。ニャンちゅうみたいな あの笑顔。


もう、目が離せないし「どうした横尾さん」「横尾さん可愛い」の気持ちがどんどん溢れだす始末。


そして、その日の呟きは 案の定、横尾さんで埋まってました。
「間違いなく 今日のMVPは横尾さん!…よこーさーん♡♡(2014.07.25の呟きより抜粋)」
「横尾さんが映るたび 見入ってしまう!表情追ってしまう!(2014.07.26の呟きより抜粋)」

 

後々気付いたことでいうと、コンサートでメンバーが花道に来た時とかに「◯◯くーん!」「◯◯さーん!」って呼んだりする事ってよくあると思うんですが、私 何故かそれをなかなか出来なくて。もともとチキンなところがあるというか、そういうとこ恥ずかしがるようなところがあって。
でも、横尾さんに向けては何故か出来たんですよね。「よこおさーん!」って割と大きな声で 呼べてた。玉森さんや、他のメンバーには出来ないのに。
自分でもそれは不思議で、理由はよく分からないけど 「横尾さん!見てるよー応援してるよー頑張ってー!」って誰よりエールを送りたいって気持ちがあって、それが知らぬ間に ついつい声に出てしまったのかな…とか思ったり。応援したい!ってとっさに思って声に出てしまった言葉は、頭で考えてる気持ちよりも実は正直なのかもしれません。(野生的発想)

  

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【④サビ】
スカイダイビング(2014.08.14OA)

そして一つ目のターニングポイント、キスマイBUSAIKU!?での舞祭組の罰ゲーム スカイダイビングの日。
ここでもう一度、横尾さんに初めてときめいた時の原点に戻るんです。原点回帰。


そう、この日の舞祭組ちゃん達を見ていると 黄金伝説のあの時のことが蘇ってきます。
バラエテイ的に、素晴らしいリアクションを飛ぶ前から 振りかざしてる舞祭組。「飛びたくない」「なんで飛ばなきゃいけない」「とにかく怖い」そんな気持ちが画面いっぱいから伝わってきます…約1名を除いて。


怖がって恐怖に怯えてる画が、恐らく一般的に この時必要とされてる画で。でもそんなのお構いなしに、誰よりもワクワクして 楽しそうなのが溢れ出てしまってる横尾さん。他の3人が陰のオーラを垂れ流して スカイダイビングの恐怖を煽ってる横で、地上でいつも見るよりも陽のオーラ振りまいて、目なんかキラキラ輝かせてるせいか あまり画面に映らない横尾さん。3人が顔芸でお茶の間の爆笑をかっさらってる中、いつも"顔!"と言われてる貴方はどこへ?とも言わんくらいに、男前な顔で 余裕すら見せて、企画の大元である「CDの宣伝」をきっちりと確実にこなしていく横尾さん。


ねえ…惚れる以外に どうすればいいですか?


いつもとのギャップに、心かき乱されて 横尾さんの実は持っていた引き出しの不意打ちさに 心射抜かれる一時。見くびってた、完全に。

 

横尾さん…あなたは何者ですか?

 

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【⑤間奏】
関西解禁UTAGE師匠

UTAGEの関西放送開始。それは難民に救いの手が訪れると共に、私にとって横尾沼への誘いの手が より一層引きを強くしていくことを意味していました。(そう書くと、なんか怖い 笑)
今まで、関東のフォロワーさんによる呟きを見たり、TLを追ったりして 主に静止画で想像して楽しんでいたUTAGE。そんなUTAGEが、大幅に遅れを取りながらも 放送が始まりました。
中居さんに師匠という、最高の呼び名をいただき、可愛がっていただきながら、上手く歌えないことを武器?にしながら 伸び伸びと 波長がズレながらも 独特の世界観で。時々「これテレビで流して大丈夫?」なのかと心配しつつも、横尾さんは横尾さんなんだと、それが彼の魅力なんだと 思いながら見ていて。


笑って笑って 時に泣きながら笑って。こんなに、笑えて それでいて幸せ気持ちになれるって 最高なんじゃないかって、そんな風に思ったりもして。(しっかりして!って喝を入れたくなる時もしばしばですが、それをひっくるめて目が離せないのが事実)


今も思いますが、何週遅れだとしてもUTAGEが放送されるようになったことは とても有難く嬉しく感じます。
いつか、リアタイ出来る日が来たら その日は泣きそうになってるだろうし、いつか 観覧に行ける日が来たら おそらくその日は、滞在先のホテルでベッドを笑い泣きの涙で濡らすことになるだろうと確信しています。

 

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【⑥大サビ】
サンキューじゃん キスショ盤

そうこうしてる内に、彼らに出会った2014年も終わりを迎えようとしていました。そして、Thank youじゃん!発売が決まった頃、私の悩みは悪化していました。
その頃の私はというと、雑誌を買うのも、1番気にしてるのは 横尾さんの映り具合で、キスブサで楽しみなのは 横尾さんの順位と 横尾さんが予告に映るかどうかで、UTAGEを見れば 師匠のダメさに これでもかと笑って笑って幸せで、iPodを再生すれば 今まで気にしてなかった横尾さんの歌割りを耳を澄まして聞いて ニヤニヤする始末。

「玉森さんが好きだけど横尾さんも好き」
だった気持ちはいつしか、
「玉森さんも好きだし横尾さんも好き」
となり、どんどん横尾さんへの好きの比率は高くなり 傾いていく日々。

横尾さんについて呟いている、横尾担のフォロワーさんを見ると「私も横尾さんについて、あれこれ 沢山言いたい」って気持ちが湧き出るし、玉森さんについて呟いてる玉森担のフォロワーさんを見てると、「私も、もっと玉森さんについて呟かないと!」という申し訳なさと焦りが出てくる。

いっそのこと"ふたりとも好き"でいいんじゃないか、と思いはじめて Thank youじゃん!のキスマイSHOP盤は、玉森さんと横尾さんの2パターンを買うことにしました。
その時はまだ、どちらかを選ぶことは出来ませんでしたし「玉森さんを買うのは 玉森担として決まってるし、でも横尾さんも絶対欲しい」そんな気持ちだったように思います。

この頃かも知れません、そもそも担当って何なんだろうって思い始めたのは。担当って、胸を張ることも出来るし どこか窮屈に感じることもあるな…なんて。でもきっとそれは、1番に対する気持ちが揺らぐところまで揺らぎきってて、胸を張れなくなってたからなんだろうなと、今になって思います。

そうして届いた、Thank youじゃん!
キスマイSHOP盤は、メンバー個々のメッセージムービーをダウンロード出来る特典が付いていました。何の疑問も持たず、まず玉森さんのムービーをダウンロード。相変わらずの可愛さと あざとさで、見ているこっちが照れてしまいそうな彼の姿がそこにはありました。「ほんと安定して 可愛い。完璧。」この時点で、既に 幸せでした。玉森さんのを一通り見終えて、次は横尾さんのムービーをダウンロード。

再生直後から、先程の玉森さんとは打って変わって あざとさとは無縁で、ぎこちなさと 芝居の下手さに溢れている どうしたって笑ってしまう彼の姿がそこにはありました。到底完璧ではない。でも、なんだか愛しいし ひとつひとつの動作や言葉に いちいち反応して笑って幸せ感じてる自分が 紛れもなくそこにはいました。ムービーは2部構成で、前半はキスブサを思わせる妄想シチュエーション。後半は ファンに当てたメッセージで。横尾さんは、メッセージでも変に芝居のスイッチが入る時と 入ってない時があって。そのスイッチが入ってない時の、淡々と話してる横尾さんの感じに ぐっとくるものがあったりするんです。ちょっと早口なんだけど、聞き取れないことはなくて、普段はあまり語られない真摯な思いが伝わって、ギュッと心掴まれる瞬間があって…
なんてもう、自分でも上手く説明出来ないくらいに 横尾さんに対する思いが その時もうどうしようもないものになってしまっていたことを この時静かに悟ります。
でも、約1年もの間「玉森さんが1番好き」だと言ってきた訳です。今の気持ちが上回ったとしても、そんな簡単にこれまで保ってきた 思い募ってきた1番を覆すことは出来ませんでした。それだけ、玉森さんに積み重ねてきた思いも 見つめてきた時間も 多くて誰より強かった訳ですから。


そこで「担当って何なんだろう?」
やはり、その疑問が私を悩ませました。
そもそも、ジャニーズを好きになること自体 Kis-My-Ft2が初めてのことだったので、担当の意味もよく分からぬまま この世界に飛び込んでいた訳で。
その頃、「なんで、いちアイドルのことでこんな悩んでるんだ私」と思いつつ、そんな気持ちを誰かと共有したくて、所謂「担降りブログ」をいくつか読んだりもしました。でも、同じグループ内で 担当を変える人は稀なのか、自分と同じような境遇の人を見つけることが出来ずに 余計に「同じグループ内で 担当を変えることはタブーなんじゃないか」と、共感を求めるために探して読んだはずなのに、余計に悶々としてしまう始末。悩みに悩んで、何人かのフォロワーさんにも やんわりと 打ち明けたりもして。


そうした中、仕事の都合で行けなかった新春イベントのレポが流れるTLを見ていて「コンサートで 誰の団扇が持ちたいんだろう」ということと「誰を1番に見つめて、応援したいんだろう」と、ふと思った時に それまで悩んでたことが 嘘みたいに、すっと答えにたどり着く感覚を得たのを覚えています。


「私は、横尾さんの団扇を持って、横尾さんを見つめて、7人の中で誰よりも1番に応援したい」


そう答えが出たら、
もう 全てが変わって 動きはじめました。
意外と答えは単純なもので、複雑に考えてしまっていただだったのかもしれません。団扇は、誰かにアピールするものである前に、自分の気持ちを1番表すものでもある。だから、団扇を持つことは 重要なことなんだと 今ではその重みを感じています。


まだ、あの大阪ジャーニー以来、私は彼らのコンサートに行けていません。次のコンサートの時に、胸を張って オレンジを身につけて 横尾さんの団扇を手に持ち、「よこおさーん!わたるさーん!」と 呼べることが今から楽しみで楽しみで 仕方ありません。

 

【⑦エンディング】
横尾沼ドボン

こうして、横尾さんに甘くて厳しい 今の私に至ります。
そして、気がつくと 前よりももっとKis-My-Ft2の7人が好きになっている自分がいました。


長々と 失礼しました。
ご静聴ありがとうございました。