さんずいに歩くと書いて

ローラースケートで駆け抜けてく彼らのこと

ワタルが自信手に入れた(パーソンのおはなし)

雑誌の公式アカウントからの情報がリツイートされて私のTLに流れてきたのは、つい最近の話。パーソンは何度か買ったことがあった。おたまさんが表紙だった時、その写真のラグジュアリー感にうっとりしたことがまだ記憶に新しい。

 
 
リツイートされたそこには、ずらりと芸能人の名前が縦に並んでおり、その錚々たる面々の中に、当たり前のように並んでいた見慣れた名前。無論カッコ表記もない。
 
 
連載やアイドル誌ではなく、単独で雑誌に掲載されることは私がファンになってからは初めてのこと。(新聞に掲載されたことはあったけれど)しかも、新しいドラマが始まるわけでも映画が公開されるわけでもCDが直近に発売されるわけでもない。このインタビューの発端がワンだランドであることは間違いなさそうだけれど、レギュラー番組が故、純粋に"横尾渉"という人物にクローズアップしたインタビューになるであろう事態に、どこからともなく沸き立つソワソワを隠しきれそうになかった。
 
 
横尾さんが単独で、今が旬の芸能人をひとりひとりディープに紹介する雑誌に掲載される。その事実に、とんでもない時代が訪れる予感さえ感じた。
 
 
私が好きになった頃の横尾さんと今の横尾さん。確実に変化してて、その変化をこんな風にカタチとして受け取ることが出来ることは純粋に嬉しいことで。急激に変化することはないけど、こうやって一つずつ身を結んでいく過程を見ていたいと思わせられる。
 
 
嗚呼、横尾さんが好きだなぁ。
結論最後はそこにたどり着く。
 
 
 
いつだって隙だらけに見えていた横尾さんは、その隙をコントロール出来るようになったんじゃないかと最近思ったりする。意識してそうなっているのではないかも知れないけれど、隙のONとOFFを上手く使いこなしてるんじゃない?と疑う。それは、確実に"自分の見せ方"を心得てきてる気がしてならないから。注目を浴びると途端に顔芸を発揮していたのが、注目を浴びる場面でなくても自ら進んで実践してるとかね。「楽しむ」とか「楽しませる」という部分において、彼の中で根本的にアプローチ方法が変わってきてる気もしてる。これはあくまで私の独断でしかないけれど。
 
 
 
「しっかりして」「頑張って」とかいう言葉を"愛のムチだ"と言っては彼へ投げてたような頃が懐かしいとさえ思った。今をどうにか乗り越えることに必死にもがいてる様に見えていた横尾さんは、いつしか今よりもっと先を見据えてたんだな…と記事を読んで感じた。それはきっと、出来ないことを認めて得た個性であり、出来ることを伸ばして得た個性。その2つの個性によって大きな自信を得たからなんじゃないかと思う。
 
 
「自信しかない」
 
そんな言葉を、一時期おまじないのように主張していた横尾さんだけど、その言葉そのまま言霊のように気づいたら自分自身の力で自信を手に入れてたんだな…なんて。もう泣くしかない。
 
 
 
ワンだランドで、大きなものを手にした横尾さん。グループを故郷と例え、グループがあるからこそ単独の仕事をすることが出来ると強く主張する。自分の個々の頑張りや収穫をグループに還元したいという思いは、他のメンバーを送り出しては見守り迎え入れて続けてきた横尾さんだからこそ強く思うのかもしれない。遅咲きなんて言葉もあったけど、遅咲きほど根強いものはないんじゃないかと思ってる。熟成させればさせる程、咲いた時の強さは恐れを知らない。
 
まだまだ咲き誇ってね。
まだまだ遅咲きのパワー見せびらかしてね。
 
ありがとうございますパーソン。