さんずいに歩くと書いて

ローラースケートで駆け抜けてく彼らのこと

上手く歌えない師匠に堕ちた理由

今の私は、彼を一番に見つめていると

彼のことを一番に応援していると
おおっ広げに そう言ってる訳ですが。
そう思うようになったり、
そう言えるようになるまでには、
以外と長い道のりだったりしたわけで…
彼の誕生日を控えているこの時期に、
その道のりを振り返ってみたりなんかしてみようかと思って、つらつらと書いてみることにします。

 

私が 横尾 渉さんに 堕ちた理由。

 

はじめに言っておくと、私がKis-My-Ft2を知って、好きになったきっかけは そもそも玉森裕太さんで。いちゃ森かまってちゃんから、私の めくるめくジャニオタライフが始まったと言っても過言ではありません。それを踏まえて読んでいただければ幸いです。

 

以前、横尾さんに堕ちるまでを曲にしてみた事があったので、それに乗っ取って 書いていこうかと思います。

 

《目次》
【①イントロ】「横尾です」式根島にて
【②Aメロ】ブイヤベースと熟女弁当
【③Bメロ】見切れの横尾in大阪ジャーニー
【④サビ】スカイダイビング
【⑤間奏】関西解禁UTAGE師匠
【⑥大サビ】サンキューじゃん キスショ盤
【⑦エンディング】横尾沼ドボン

  

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【①イントロ】
「横尾です」式根島にて

私が、横尾さんを初めて意識したのは 舞祭組の4人で出演していた黄金伝説を見た時でした。ある意味、それまで横尾さんに対して特別な感情も印象もあまりなくて"Kis-My-Ft2のメンバーのひとり"っていう感覚に近かったかもしれません。それくらい、なんていうか私の中で一番目立つことなく普通で、可もなく不可もなくというか…(ごめん横尾さん)


黄金伝説でも、途中まではそんな印象が続いてて。他の3人が 舞祭組としてのバラエテイの仕事に、やる気と闘志メラメラで声を張って、テレビで見てる分にも「このチャンスモノにするしか!」とも言わんくらいに勢いに溢れてるのが手に取るように分かって。そんな中でも、バランスを取ってなのか 特に意識をしていないのか その辺は定かではないけど、いたっていつもと変わらない様子の横尾さん。


そんな横尾さんが、ムクッとその愛らしい姿を現したのは、皆さんご存知の 漁船に乗り込んだ時でのこと。意気揚々と、漁船に乗り込み漁へ向かう舞祭組くん達。我こそは 大物を釣ってやろうと、張り切ってる姿。そんな彼らのバラエテイとしての フリは完璧で、そこからバタバタと船酔いで次々と倒れていくという、テレビでよく見る光景がそこに。「全然あかんやんか〜」っと、そのベタ過ぎる展開にどこか安心しつつ笑いながら見ていると、涼しげな顔で佇む人がひとりいるんです。


そう、それが紛れもなく横尾さんでした。


バラエテイお決まりの展開とは真逆に、"船酔いなんてなんのその"と言わんばかりに 大元の企画である漁を全うしようという姿勢。

 

「なにこの人。かっこいい…」


これこそ不意打ちでした。

そこから、舞祭組一人ひとりに割り振られていたカメラが、3人の船酔いによって 横尾さんに向けられるというミラクルな展開。

嬉しさのあまり、ぎこちないながらに 全てのカメラに向かって カメラ目線で「横尾です」と、ひたすらに自分の名前を言ってみせる彼。

 

「なにこの人。可愛すぎる…」

 

これは紛れもなく ときめきでした。"胸キュン"とは、まさにこの時のこと。

そうしてそれまで、玉森さんについてのみ呟かれていた 私のツイートに、初めて他のメンバーの名前が、1番意識していなかったはずの横尾さんの名前が呟かれたわけです。


「水回りの横尾さん!輝いてた!ちょっとした浮気心芽生えたわ。やっぱり男は、船酔いせず、魚をさばき、淡々と料理が出来るに限る!(2014.05.01の呟きより抜粋)」


そうして、横尾さんの魅力に クラっとよろめきつつも、それは一瞬の出来事で また玉森さんへと心は舞い戻り「つかの間の浮気心」として封印されようとしていました。

  

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【②Aメロ】
ブイヤベースと熟女弁当

黄金伝説と同じ頃、キスマイBUSAIKU!?の全国放送が決まり、関西組の私達のもとへ 夢にまでみた幸せな木曜夜が訪れます。
そして"水回りの横尾"として、着々と料理の腕を披露し頭角を現していた彼が 静かに開花し始めるんです。


■仕事で疲れて帰ってきた彼女への夜食 (2014.04.17OA)
で、天野さんが 1人だけレベルが違うと言わしめた ブイヤベース。


■働く彼女に作ってあげるお弁当(2014.07.17OA)
で、秋山さんに 弁当に母性が出てる、田舎の熟女が作る弁当だとコメントされた お弁当。


どれも決して狙いにいってる訳じゃないのがいいなと思っていて。視聴者に決して媚びてないというか。自分の好きなもの、作りたいものの範囲で 喜んで貰えるんじゃないかってものを作ろうとしてるというか。それは、料理をしている時の姿にも現れてて。特に多くを語らず、淡々と下拵えをし、食材を切り、炒めたり煮詰めたり。無理してなくて、慣れた手つきで 普段のまま、素のままで そこにいる感じが、いつものぎこちなさとのギャップで、余計に惹かれてしまって。料理が好きなことも、何も言わなくても 伝わってくるし、「好きなことに取り組んでる人って こんな素敵なんやな」とか思って、勝手に納得したりもして。
というより、手が…手が綺麗で。もう…ちょっと なんなの!その手…!手のアップだけで それおかずにしてご飯何杯…っと、危ない方向にいく前に止めますが、


「料理をしてる横尾さんに、惹かれない人なんているの?」


って思うくらい、それくらいあのキスブサの料理回は 射抜かれてました。だいぶ。

 

 

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【③Bメロ】
見切れの横尾in大阪ジャーニー

そうこうしてる内に、Kis-My-Journeyの大阪公演がやってきます。
私はご縁あって、同公演の 2014.07.25と26の2日間 彼らに会いに行った訳ですが、その頃はもちろん 玉森さんの団扇を持ち 黄色い靴下を履き、いい歳して "玉森さん 好きです"アピールをしながら そこに居ましたし、そのことに何の疑問も持っていませんでした。誰を1番追うのかっていうと、やっぱり玉森さんだし、1番心ときめいてたのも やっぱり玉森さんでした。


そんな私に追い打ちをかけてきたのが、大阪公演での横尾さんでした。
MCの時、カメラに抜かれてることに気付かずに 気の抜けた顔をドームの大画面で披露してしまった横尾さんを、北山さんがイジリだしたのが全ての始まりで。その後も、誰か喋ってる人の後ろで ここぞとばかりに顔芸を繰り広げる横尾さん。恐らく本人も、その反響とお客さんへのウケで どんどん楽しくなってきたのか、エスカレートしていく顔芸。そして ひとりしきりやり終えて、メンバーに軽く怒られてた後の、屈託のない笑顔。ニャンちゅうみたいな あの笑顔。


もう、目が離せないし「どうした横尾さん」「横尾さん可愛い」の気持ちがどんどん溢れだす始末。


そして、その日の呟きは 案の定、横尾さんで埋まってました。
「間違いなく 今日のMVPは横尾さん!…よこーさーん♡♡(2014.07.25の呟きより抜粋)」
「横尾さんが映るたび 見入ってしまう!表情追ってしまう!(2014.07.26の呟きより抜粋)」

 

後々気付いたことでいうと、コンサートでメンバーが花道に来た時とかに「◯◯くーん!」「◯◯さーん!」って呼んだりする事ってよくあると思うんですが、私 何故かそれをなかなか出来なくて。もともとチキンなところがあるというか、そういうとこ恥ずかしがるようなところがあって。
でも、横尾さんに向けては何故か出来たんですよね。「よこおさーん!」って割と大きな声で 呼べてた。玉森さんや、他のメンバーには出来ないのに。
自分でもそれは不思議で、理由はよく分からないけど 「横尾さん!見てるよー応援してるよー頑張ってー!」って誰よりエールを送りたいって気持ちがあって、それが知らぬ間に ついつい声に出てしまったのかな…とか思ったり。応援したい!ってとっさに思って声に出てしまった言葉は、頭で考えてる気持ちよりも実は正直なのかもしれません。(野生的発想)

  

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【④サビ】
スカイダイビング(2014.08.14OA)

そして一つ目のターニングポイント、キスマイBUSAIKU!?での舞祭組の罰ゲーム スカイダイビングの日。
ここでもう一度、横尾さんに初めてときめいた時の原点に戻るんです。原点回帰。


そう、この日の舞祭組ちゃん達を見ていると 黄金伝説のあの時のことが蘇ってきます。
バラエテイ的に、素晴らしいリアクションを飛ぶ前から 振りかざしてる舞祭組。「飛びたくない」「なんで飛ばなきゃいけない」「とにかく怖い」そんな気持ちが画面いっぱいから伝わってきます…約1名を除いて。


怖がって恐怖に怯えてる画が、恐らく一般的に この時必要とされてる画で。でもそんなのお構いなしに、誰よりもワクワクして 楽しそうなのが溢れ出てしまってる横尾さん。他の3人が陰のオーラを垂れ流して スカイダイビングの恐怖を煽ってる横で、地上でいつも見るよりも陽のオーラ振りまいて、目なんかキラキラ輝かせてるせいか あまり画面に映らない横尾さん。3人が顔芸でお茶の間の爆笑をかっさらってる中、いつも"顔!"と言われてる貴方はどこへ?とも言わんくらいに、男前な顔で 余裕すら見せて、企画の大元である「CDの宣伝」をきっちりと確実にこなしていく横尾さん。


ねえ…惚れる以外に どうすればいいですか?


いつもとのギャップに、心かき乱されて 横尾さんの実は持っていた引き出しの不意打ちさに 心射抜かれる一時。見くびってた、完全に。

 

横尾さん…あなたは何者ですか?

 

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【⑤間奏】
関西解禁UTAGE師匠

UTAGEの関西放送開始。それは難民に救いの手が訪れると共に、私にとって横尾沼への誘いの手が より一層引きを強くしていくことを意味していました。(そう書くと、なんか怖い 笑)
今まで、関東のフォロワーさんによる呟きを見たり、TLを追ったりして 主に静止画で想像して楽しんでいたUTAGE。そんなUTAGEが、大幅に遅れを取りながらも 放送が始まりました。
中居さんに師匠という、最高の呼び名をいただき、可愛がっていただきながら、上手く歌えないことを武器?にしながら 伸び伸びと 波長がズレながらも 独特の世界観で。時々「これテレビで流して大丈夫?」なのかと心配しつつも、横尾さんは横尾さんなんだと、それが彼の魅力なんだと 思いながら見ていて。


笑って笑って 時に泣きながら笑って。こんなに、笑えて それでいて幸せ気持ちになれるって 最高なんじゃないかって、そんな風に思ったりもして。(しっかりして!って喝を入れたくなる時もしばしばですが、それをひっくるめて目が離せないのが事実)


今も思いますが、何週遅れだとしてもUTAGEが放送されるようになったことは とても有難く嬉しく感じます。
いつか、リアタイ出来る日が来たら その日は泣きそうになってるだろうし、いつか 観覧に行ける日が来たら おそらくその日は、滞在先のホテルでベッドを笑い泣きの涙で濡らすことになるだろうと確信しています。

 

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【⑥大サビ】
サンキューじゃん キスショ盤

そうこうしてる内に、彼らに出会った2014年も終わりを迎えようとしていました。そして、Thank youじゃん!発売が決まった頃、私の悩みは悪化していました。
その頃の私はというと、雑誌を買うのも、1番気にしてるのは 横尾さんの映り具合で、キスブサで楽しみなのは 横尾さんの順位と 横尾さんが予告に映るかどうかで、UTAGEを見れば 師匠のダメさに これでもかと笑って笑って幸せで、iPodを再生すれば 今まで気にしてなかった横尾さんの歌割りを耳を澄まして聞いて ニヤニヤする始末。

「玉森さんが好きだけど横尾さんも好き」
だった気持ちはいつしか、
「玉森さんも好きだし横尾さんも好き」
となり、どんどん横尾さんへの好きの比率は高くなり 傾いていく日々。

横尾さんについて呟いている、横尾担のフォロワーさんを見ると「私も横尾さんについて、あれこれ 沢山言いたい」って気持ちが湧き出るし、玉森さんについて呟いてる玉森担のフォロワーさんを見てると、「私も、もっと玉森さんについて呟かないと!」という申し訳なさと焦りが出てくる。

いっそのこと"ふたりとも好き"でいいんじゃないか、と思いはじめて Thank youじゃん!のキスマイSHOP盤は、玉森さんと横尾さんの2パターンを買うことにしました。
その時はまだ、どちらかを選ぶことは出来ませんでしたし「玉森さんを買うのは 玉森担として決まってるし、でも横尾さんも絶対欲しい」そんな気持ちだったように思います。

この頃かも知れません、そもそも担当って何なんだろうって思い始めたのは。担当って、胸を張ることも出来るし どこか窮屈に感じることもあるな…なんて。でもきっとそれは、1番に対する気持ちが揺らぐところまで揺らぎきってて、胸を張れなくなってたからなんだろうなと、今になって思います。

そうして届いた、Thank youじゃん!
キスマイSHOP盤は、メンバー個々のメッセージムービーをダウンロード出来る特典が付いていました。何の疑問も持たず、まず玉森さんのムービーをダウンロード。相変わらずの可愛さと あざとさで、見ているこっちが照れてしまいそうな彼の姿がそこにはありました。「ほんと安定して 可愛い。完璧。」この時点で、既に 幸せでした。玉森さんのを一通り見終えて、次は横尾さんのムービーをダウンロード。

再生直後から、先程の玉森さんとは打って変わって あざとさとは無縁で、ぎこちなさと 芝居の下手さに溢れている どうしたって笑ってしまう彼の姿がそこにはありました。到底完璧ではない。でも、なんだか愛しいし ひとつひとつの動作や言葉に いちいち反応して笑って幸せ感じてる自分が 紛れもなくそこにはいました。ムービーは2部構成で、前半はキスブサを思わせる妄想シチュエーション。後半は ファンに当てたメッセージで。横尾さんは、メッセージでも変に芝居のスイッチが入る時と 入ってない時があって。そのスイッチが入ってない時の、淡々と話してる横尾さんの感じに ぐっとくるものがあったりするんです。ちょっと早口なんだけど、聞き取れないことはなくて、普段はあまり語られない真摯な思いが伝わって、ギュッと心掴まれる瞬間があって…
なんてもう、自分でも上手く説明出来ないくらいに 横尾さんに対する思いが その時もうどうしようもないものになってしまっていたことを この時静かに悟ります。
でも、約1年もの間「玉森さんが1番好き」だと言ってきた訳です。今の気持ちが上回ったとしても、そんな簡単にこれまで保ってきた 思い募ってきた1番を覆すことは出来ませんでした。それだけ、玉森さんに積み重ねてきた思いも 見つめてきた時間も 多くて誰より強かった訳ですから。


そこで「担当って何なんだろう?」
やはり、その疑問が私を悩ませました。
そもそも、ジャニーズを好きになること自体 Kis-My-Ft2が初めてのことだったので、担当の意味もよく分からぬまま この世界に飛び込んでいた訳で。
その頃、「なんで、いちアイドルのことでこんな悩んでるんだ私」と思いつつ、そんな気持ちを誰かと共有したくて、所謂「担降りブログ」をいくつか読んだりもしました。でも、同じグループ内で 担当を変える人は稀なのか、自分と同じような境遇の人を見つけることが出来ずに 余計に「同じグループ内で 担当を変えることはタブーなんじゃないか」と、共感を求めるために探して読んだはずなのに、余計に悶々としてしまう始末。悩みに悩んで、何人かのフォロワーさんにも やんわりと 打ち明けたりもして。


そうした中、仕事の都合で行けなかった新春イベントのレポが流れるTLを見ていて「コンサートで 誰の団扇が持ちたいんだろう」ということと「誰を1番に見つめて、応援したいんだろう」と、ふと思った時に それまで悩んでたことが 嘘みたいに、すっと答えにたどり着く感覚を得たのを覚えています。


「私は、横尾さんの団扇を持って、横尾さんを見つめて、7人の中で誰よりも1番に応援したい」


そう答えが出たら、
もう 全てが変わって 動きはじめました。
意外と答えは単純なもので、複雑に考えてしまっていただだったのかもしれません。団扇は、誰かにアピールするものである前に、自分の気持ちを1番表すものでもある。だから、団扇を持つことは 重要なことなんだと 今ではその重みを感じています。


まだ、あの大阪ジャーニー以来、私は彼らのコンサートに行けていません。次のコンサートの時に、胸を張って オレンジを身につけて 横尾さんの団扇を手に持ち、「よこおさーん!わたるさーん!」と 呼べることが今から楽しみで楽しみで 仕方ありません。

 

【⑦エンディング】
横尾沼ドボン

こうして、横尾さんに甘くて厳しい 今の私に至ります。
そして、気がつくと 前よりももっとKis-My-Ft2の7人が好きになっている自分がいました。


長々と 失礼しました。
ご静聴ありがとうございました。